「退職金」といえばサラリーマンの夢!
65歳で受け取る退職金は、生涯賃金の大きな柱であると共に、長年会社に貢献してきたことへの報奨であり、勤労者の夢の一つです。
では、サラリーマンではない中小企業の経営者(オーナー)はどうなんでしょう。以前私もさかんに経営者に退職金積立をお勧めしておりましたが、何故か相手側に多少の戸惑いの色がありましたし、自分も経営者になって改めて考えてみると「退職金なんて別にいらないかな〜」って、考え方が変わってきました。
これ回りの人にいろいろ聞いてみると、やはり皆さんそんなかんじ。
理由としては、自分の会社だから(しかも自分が株主だから)、サラリーマンや役人のように強制的に退職させられることは無い。むしろずっと働くし?。
或いは、社長を退いたとしても、会長や取締役として在籍し続けるだろうから給料も貰えるし。
また、歳を取ってからそんなに一気にまとまったお金を受け取ってもしょうがない、などの理由もあるようです、が、
一番の理由は、
そもそも自分で興し、全ての時間とお金と愛情を捧げて作り上げてきた、まさに自分の人生そのもののような会社を、何故辞めなければならないのだ?「こんなに楽しいこと人任せに出来るか!」との想いのほうが強いのではないでしょうか。
生涯現役! 死ぬまで仕事! リゾートで日がな一日阿呆面してられるかっ!!
なんだか……経営者という人種も日本の職人なんですよねぇ!
とにかく早く成功し、上場させて会社を売却し、ハッピーリタイアメントを人生の成功と考えるアメリカ人とはえらい違いです(^^)
改めて、「退職金いりますか?」
う〜ん…… 特にはいらないけど、資金繰りが苦しくなるであろう時のために、
「まあ何か積立しとくわ!」