皆さんの身近に近年出産された方、若しくはこれから出産される方はいらっしゃいますか?
無事に出産した後に、「そう言えば私も保険入ってたわね」、だけど「うちは”異常分娩”じゃなかったから保険は出ないのよね」と請求しない方がとても多いですが、勝手にそう判断するのは実は勿体ないことなんです。
というのも、一般的には帝王切開や切迫流産などの”異常な”分娩のみが入院保険給付の対象で、それ以外の”正常分娩?”は保険金が給付されないと皆さん思い込んでいるし、またそう説明されている。
でも、そもそも正常と異常の判断基準が医療現場と保険会社とは違うのです。
実は保険会社の考える「正常分娩」の定義はとても狭く、(保険加入時にどう説明されたかはともかく)保険給付の対象となる場合が実は多いのです。(例えば逆子や双子の分娩、鉗子や吸引の使用、陣痛促進剤の使用などは保険給付の対象となる場合が多い。各保険会社が内規に沿って診療点数の有無や厚労省基本コードなどで判断する。)
ですから保険の営業担当が出ないと言っても、保険会社に問い合わせてみる価値は大いにあると思います。
もし該当するならば、通常2年まで遡って請求出来ますよ。