相続対策の一つとして元気なうちに贈与しておくというのがあります。しかし贈与税は日本において最も高い税率。どのくらいの額を贈与していくのが最も効率的なのでしょうか。
一番お得なのは、もちろん非課税額(基礎控除)である110万円。この範囲であれは税金は掛かりません。とは言うものの、多額の相続財産や中小企業の自社株など移していくには額が少なすぎます。
※よく金融関係の人が「贈与の証拠を残しておくために?」111万円とか120万円の贈与を勧めることがありますが、これはあまり意味がないようです(単純に証拠のためだけなら110万円で税額0の申告をすればいいだけなので)。
さて、ではもう少し額を増やしてお得なラインは?それは非課税枠の次の10%課税枠 “200万円”の活用。
0%の110万円と10%の200万円、合わせて310万円を目一杯使う。税率は10%に上がりますが、非課税額と合算して計算すると実効税率は6.45%。これなら相続税率10%(1,000万円以下)と比較しても遜色ないです。
上手く活用していきましょう!(^^)