会社を後継者に譲渡する(事業承継)または相続する時に、資産の中でも最も大きな割合を占めるのが自社の株式。
株式評価額の計算は、類似業種比準価額方式と純資産価額方式を会社の規模に従い組み合わせて計算しますが、複雑な計算は専門家にお任せするとして、今日は経営者が自分で把握しておくべきザックリとした株価の出し方を。
ズバリ、自社株の評価額は、
資本金 + 利益剰余金 (今日までの利益の積み重ね) です。つまり純資産価額ですね。
(※これを株式数で割ったものが1株あたりの株価と言えます。)
相続税の実効税率を仮に40%とすると、上記(純資産価額)の40%の納税資金を、相続人(個人)として用意する必要があります……。
用意できているでしょうか。
計算が乱暴ですって? 確かに!(笑)
しかし経営者が把握すべきは細かな計算ではなく、今現在相続が発生した時にどのくらい資金が必要なのか、このまま行くと5年後10年後の株価の見通しはどうなのか、の大まかな数字の把握だと思い記事にしました。