「そうだ!自分に外注しよう!」 個人事業主が会社を作ると所得が増えまっせ

個人事業主として事業を行っている方はとても多いですが、悩みの一つに社会保険料がとても高い!(T^T)というのがあります。

個人事業主としての働き方(収入形態)は変えずに「会社」という仕組みを一つ噛ませることで、社保の負担を大幅に軽減しましょう!という話です。

例えばAさんが個人事業で600万円の収入(売上)があるとします(奥さんは主婦とする)。Aさんはこの中から仕入れ代や経費を差し引いた後に、家族全員の健康保険や自分と奥さんの年金保険、介護保険、所得税•住民税などを支払っています( 「なんて高いんだっ!!(~_~;) 」)。

そんなAさん、事務所(いわゆる自宅)を掃除している時に良いことを思いつきました。

「そうだ!事務所の掃除は清掃会社に外注しよう!」

と言うわけでAさんは自分で会社を作り(資本金100円)、清掃業務をその会社に月5万円で委託しました。
(※個人事業主としての収入は、600万円 - 5万円×12カ月 = 540万円に減る)

実際の掃除は誰がする??
それはもちろん、その会社の唯一の株主であり、代表取締役であり、そして従業員であるAさんです(^^)

…………何か変わったの???

何も変わっていないのに、全てが変わってしまった…(by 銀色夏生)」

実は一番変わったのは、Aさんが会社に雇用されるサラリーマンになった事です(給料5万円だけど…)。サラリーマンですから、個人事業主時代は払っていた奥様の年金保険料が不要に(第三号被保険者)、しかも厚生年金になったので保障(遺族年金等)や生涯の受取額も充実。健康保険も国民健康保険から協会健保になり、しかも最低基準の所得で安い。給与所得控除も使えるので所得税もお得。などなど良いこといっぱい。

会社というものは、個人の利益を実現するための「道具」です。上手く活用していきましょう!